2014年06月19日

「時をかける稽古場」備忘録その2 アートワーク全般。今作のキーはビニテと時計と黄色。



備忘録第2回は「アートワーク」

前回ナイゲンと共通なのは、公演のテーマカラーを決めること。
ナイゲンは青×白でしたが、今回は黄色×白黒でしたね。

1.フライヤー
まず一番最初に出来上がったのがコチラのフライヤーデザイン。

final_omote.jpg

アガリスクのフライヤーではお馴染みモモナこと蒔田(旧姓:清水)桃菜が作成。

タイムマシンにもなったビニールテープと時計を掛け合わせたデザイン。
斜め使いのラインに
時を
かける
稽古場

の三行タイトル。


ここを起点にその他のアートワークが動き出しました。


2.特設サイト
特設サイトはこちらもアガリスク特設サイトではお馴染みミズキこと西川瑞己が作成。

各メニューの項目にマウスのポインタを合わせると、その部分が黄色のビニールテープで囲われるというオシャレ仕様!
無題.png
(上図では「設定資料」の項目の上にポインタを合わせている)

そして特設サイトの背景画には稽古場と思われる絵の上に黄色と黒の直線が何本も引かれています。
これが後ほど舞台美術へと繋がっていきます。
(よく見たい方は特設サイトへ!)




3.舞台美術
そして特設サイトに引かれていた何本もの線、これがまず舞台美術として立体的になります。
010.jpg
舞台美術は今回アガリスクでは初めましての本橋龍さん。
稽古場の外枠にはイメージカラーの黄色、そして今作のキーアイテムであるビニールテープで模様が描かれており、特設サイトの背景画が立体的に表現されています。



4.オープニングムービー
最後にオープニングムービーがコチラ。

映像はこれまたアガリスクではお馴染みピエール。
音楽はこちらもお馴染みてっちゃんこと三濱徹也。


モモナデザインのビニテが、ミズキのアイディアである縁取りデザインの形でアニメーションとして動いています。
ビニテがクルクルーっと回るのも細かく作ってありますね。


最初にメインカラーを決めた後に、各セクションのクリエイター達が膨らませて形にしていった。それが上手くいった素晴らしいアートワークでした。
各担当者さま、おつかれさまでした。そしてありがとうございました。



P.S.
オープニングのムービーには色々な秘密があります。
1.タイムスリップ作品を連想させる曲調3曲
2.タイムスリップ作品を連想させるアニメーション4作
3.一瞬だけ映るネコ型ロボット
全て見つけられましたか?


posted by しーおー at 02:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 時をかける稽古場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月18日

「時をかける稽古場」備忘録その1 今作の考察。現段階での振り返り。(かなり浅め)

こんにちは塩原俊之です。

ナイゲンに引き続き"時かけ"でも備忘録を書いていこうと思います。
ってかナイゲンの備忘録全然進んでなかった。。。


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注)
2w=二週間前
1d=一日前
5y=五年後
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1.時をかける稽古場とは
いつだかの記事でも書きましたが、本作品は
時間移動もの×演劇現場もの=普遍的な「あの頃」の物語(劇団という青春)
という一文から作品作りがスタートしました。
まぁこれはパッケージというか外側というかこの商品のキャッチコピーであったり売り文句みたいなものですけど、では出来上がった中身の物語に注目してみると「選択」と「決断」の話であったりします。



2.ニュータイプ的発想のクマガイとそれを受け入れられなかった「2wの人々」
本作のラストシーンで2wの人々は「Back Space」という公演について一つの大きな選択を迫られます。

Aクマガイのみを入れ替えた状態で本番を迎える=インフルは回避される=公演は中止にはならない
Bクマガイ含む全ての座組みを元に戻す=インフルは回避されない可能性が高い=ほぼ確実に公演は中止となる

こうして無機質な文字に起こしてしまうと、Aを選択するに決まってんじゃん!ってなっちゃいますよね。
まぁどうなったかは観て頂いた人には分かると思いますが。

前回公演ナイゲンの出演者でもあり役者仲間長谷川君のブログではこう語られています。
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アサコシの『我儘』は、クマガイの提示した正しい『解答』には、理屈の上では敵うはずがないのです。
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クマガイが提唱した超合理的思想A案はタイムマシンや因果律など全てを乗り越え得るニュータイプ的思想かもしれません。
しかし結果この物語のラスト、座組みの「選択」はオールドタイプ的思想B案でした。

一体何がその「選択」をさせたのか?

色々理由はあると思いますが「なんかダメ」という曖昧なものが、圧倒的に軟弱でお人好しな思想が、時として理を上回ったりするから不思議です。

クマガイのニュータイプ的発想はアサコシの「ほぼ確実に起きる。しかしまだ起きてはいない。」というある種の屁理屈のようなものを越えられなかったのです。




3.選択によって見えてくる是非
きっと観て頂いたお客さんの中には前項のクマガイA案を支持する人ももちろんいるでしょう。
B案を選んだのはあくまでもこの作品とこの座組みであり、もし自分の立場だったら。。。と考えてみるのもいいかもしれません。
5yの立場になって「過去の清算をするか否か?」なども考えてみて下さい。
その時の選択によって「タイムマシーンの是非」や「何をもって公演の成功とするのか?」などを自分に当てはめて考察してみるのも面白いですね。

もしタイムマシーンがあったら、あなたは使いますか?





4.ナイゲンとの共通点
「時をかける稽古場」と前作「ナイゲン」には奇妙な共通点があります。
「クマガイ」であり「どさまわり」という役は、理屈の上では正しい事を言っていても、大衆の支持が得られないこともある、という事を知ってしまいます。
ナイゲンのどさまわりの「そもそも学校側の理不尽な提案に異論があるので、それについての議論をした方が建設的」という主張も、時かけのクマガイの「公演が中止になるよりも、どんな手を使ってでも中止にさせない方が成功」という主張も、最終的には受け入れられませんでした。

どさまわりが「こうゆうナイゲンがやりたかった」のと同じように、
もしかしたらクマガイも「一緒にやってきた経験」という曖昧なものに揺さぶられたのかもしれません。

話し合うこと、思想をぶつけ合うこと、をテーマに(後づけですが…)二大青春群像劇が出来上がりました。




ちょっと眠いので第一回はこの辺で。。。

次回以降はもっとライトな記事にしてこうと思います。。。
posted by しーおー at 01:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 時をかける稽古場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月16日

「時をかける稽古場」無事に終演しました。とりあえず「現在」を生きていきます。

こんにちは塩原俊之です。

アガリスクエンターテイメント第19回公演「時をかける稽古場」
全15ステージ無事に終了しました。

ご来場頂いた多くのお客様、スタッフ並びに関係者の皆様、そしてサンモール・スタジオ様、ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

011.jpg

お陰さまで前回公演ナイゲンが評価を頂き、それを受けての第19回公演ということでガンガンにハードルが上がっていたものの、前回ナイゲンを越える程のご好評を頂きまして嬉しいやら恥ずかしいやら。

「ナイゲン」「時をかける稽古場」
アガリスクの代表作として二大青春群像劇が出来上がりました。


ナイゲンがとある高校のとある会議の話というニッチ過ぎて誰得なんだって話だったのに、
今作もまたしても「演劇現場もの」という世間から遠く離れた隙間産業的なお話で、一体誰に届くんだ?という不安な立ち上がりでしたが、ちゃんと色んな人の色んなところに届いたようでホっとしております。


時かけについてはまた別のエントリで色々とアフターレポートを書いてこうと思うのですが、ひとまずご報告まで。


千秋楽前のアップ風景より

頂いたご感想の一部を特設サイトにて公開しております。
http://tokikake.agarisk.com/article/399250275.html

こりっち舞台芸術にて感想頂いております。
http://stage.corich.jp/stage_done_detail.php?stage_id=53594

「時をかける稽古場」感想まとめ
http://togetter.com/li/677392
posted by しーおー at 16:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 時をかける稽古場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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